ためいきがにごるころ-解説(いいわけ)
どうもコニチハ…
ティアから一ヶ月経ちますね。
なんか前回カンニング竹山ばりに一方的に怒って終わってしまったなあ…ってスゲエ気にしてたんですけど、みんなごめんね。
まあ今回は、タイトル通り、ためいきがにごるころのやりたかったこととか書いていきたいです。
あとがきに書こうと思ったんだけど、なんか、そういうとこに書くの、恥ずかしいから……(藤崎詩織)
パパッといきます。
「修学旅行」
まず、この短編を解説する上で欠かせないのは、5月の百合10連ガチャ(これhttps://www.pixiv.net/user/6625656/series/34053)
本に収録されているほとんどはこの5月のネームのクズ山から拾ってきたもの…(悲しいけどこれらに匹敵するものが思いつかなかった)
まあこの修学旅行は、割と気に入っていて、地元の漫画の大会にも出そうとしてた(間に合わなかったけど)
5月のネームの時点では、「苦いな…」というセリフで完結しており、なんか説明文には「こういうエンドが描きたかっただけで、このあとハッピーエンドになるんやで」みたいな旨の文が添えられている(「春休み」の前身「休日」でも、修学旅行の2人が登場するので本当にそうなんだろうけど…)
そもそも、クラスの地味な子×イケてる子みたいな組み合わせが好きで、類似作品が2、3個ある(ゆきどけなど)その中でも1番短くて、会話が可愛くてスケールがちょうどよくて、これは載せてようと思った。結果載せれてよかったと思う。
あと俺が好きな会話
このページは会話が微妙に噛み合ってなくて好きですね…
会話パートは勝手にキャラが動いてくれるので、この作品は描いてて楽しかったな…お茶のシーンとか、特に終盤の寝起きの弱い感じやストラップのくだりはかわいいやりとりができてよかったと思う。
ちなみに、同じ班の2人
は、
「せとさん」という6年前に書いた作品(2作目)のボケとツッコミ役の子たちです。
クソほどしょーもないですが、今ぐらいしかタイミングもないので8冊あるなかでもましな4Pをここに…。
「宇宙人」
5月のネームの時点では一番はじめに書いたので、一番ウオーってなってた時期の一番濃い部分ということですね。この短編の中でも1番百合色は強いです(ソフトですが…)
話的には多分1番よくできてるんですが…
これ実は半分以上パクってて…
http://itest.5ch.net/hayabusa3/test/read.cgi/news4viptasu/1357128793/
2ちゃんにこのスレをめちゃくちゃ昔に見たことがあって、なんか、ときめいちゃってたんだけど、技術的にこんなにかわいい子描けなかったから、挑戦しては断念してた。
まあこれ本編の方が面白いし、マジで可愛いので、みなさん読んでみてね。
「しまいあい」
タイトルがいいよね。これも5月のネーム出身。(ネームの時点の方がお姉ちゃんの絵がかわいいですよ)
宇宙人で燃え尽きたこともあって、全体的に絵がヤバいことになってる。
マジでヤバいところは直したんだけど、それでもやっぱりまだまだありますね…本になって気付く…
話もドカンとくるギャグとかあったらよかったけど、まあしょうがないよね。
という感じであんまり気に入ってはないんだけど、たくさん評価もらえてうれしかったです。今は割と好きだけど…
ページ配置ミスがとにかく痛い……
「夏生まれ、冬に死ぬ」
これも5月のネーム収録…
5月の時点では12ページだったので、内容も無に近いしウーン…って感じだったけど、まあ4Pなら、濃いほうやろ!って載せた。
本当はこれの続編的な感じで、「飛行少女」という短編が続く予定だったが、あまりに無だったのでボツにした。(ブログのどっかにネームが置いてあると思う。)
冬の暗い感じは1つは入れたかったので、まあ一応います…みたいな感じで…
前回の本に引き続き、ラーメンが登場するので、ラーメン皆勤賞です。次回の本もがんばって出したいと思います。次はとんこつラーメンかな…
「また、虹を見つけた」
3年前ぐらいに描いた漫画、「君はまた、虹を見つけた(https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=63872617)」を圧縮して百合に再構築したもの。
割と気に入っていた作品でしたので、張り切ったはいいものの、ネーム描きながら、もとの無理矢理な脚本に驚愕した感じ…でも後には戻れないのでシリアスなシーンはあっさりめの味付けにするようがんばった。(セリフとか減らした)
空見る設定も割と抜けがちだったけど、まあこのページならこんなもんか感はある(でも清水寺のシーン好きなので入れたかった)
あと断ち切りで死んでしまったけど、このシーンかわいく描けた。
会話もまあシリアス含めて淡々とできてよかったと思う。でもなんか追求しすぎて彼女たち2人だけで進めて読者置いてかれないようにするのとかのバランスがむずかった。(最後の会話群やおみやげ屋のシーンもなんとかしたかったけど無理だった)
でも面白さも本来より突き抜けて、38Pから12Pにできたのは、さすがに3年の成長を感じられてよかったと思う。いい経験だね。
ちなみに、ここの左のメガネは一昨年賞に出したbrotherという作品の登場人物、右の男女と老人の3人は、デビュー作、レンジャータカシの登場人物です。(そう…)
「春休み」
これも前半部分だけ5月のネーム。
修学旅行の主人公の2人としまいあいの妹が再登場でシメという熱い展開である。
もともとは、「飛行少女」という短編がはさまり、5Pぐらいで終わるつもりだった(無理だろ)けど、「飛行少女」の出来があんまりにもあれだったので、ボツにして、とにかくのんびりとしたものだけでなく、ギャグも見せたい!ということで、かなりギュウギュウにギャグが詰まってる。なので登場人物は同じだけどかなり異質を放ってる感じがあるよね。
なので、バスを待つシーンからは「また虹を見つけた」の原稿が終わった後で描いた。
ネーム完成時点で、「これは…俺は…俺は時代の頂点になれるかもしれない…」というマジでヤバいぐらいの自信とやる気に溢れてましたが、会場で読んで見るとこれが…
まーーーーー読みにくい読みにくい。
セリフが多いのはそういうコンセプトだから100歩譲って仕方がないとして、フキダシが雑すぎて死ぬほど読みにくいんだよな…
でも、まああの世界、あの3人の中でのリアリティみたいなものは引き出せるよう努力したし、読者置いてけぼりにはなってもそこが損なわれなかったので、失敗しました…とは言いません。
すっぱいネタに頼りすぎたか…感もありますが、いいネタ多いですよね、読みにくいけど。
好きなシーン
多分俺が今できる最高の萌えの表現はこの作品だし、かなり描いてて楽しかった、この方向性でしばらくがんばって見たいと思います。
「おまけ4コマ」
なんだこの絵!!!?!?!?!!???
これはね、読まなくていいです。春休みでスッキリして本を閉じてください。(俺はそうしてます。公式推奨)
まあバレンタインは百合の季節ですよね。気持ちはわかります。
ちなみに、奥付の姉妹は、「おしまい」と「お姉妹」がかかってます。はい…。
総括
絵が
雑
の一言に尽きる…。
割と、見本読んでくださる方おったのですが、首をかしげられるのも、まあそこが原因かなと…まあ絵はいいんだよ(そうなの!?!!?)
去年の冬ごろに、ゆきどけの全身版である「彼女に春が来たとして」をアップした際、フォロワーに「疾走感のあるのんびりな雰囲気が好き」と褒めていただいて、それプラス5月にリズ鳥を見たことで、5月ネーム量産に至ったわけですが…。
今年度は、その「疾走感のあるのんびり」を追求しまくって、見事、自分のものにできた(頑張れば同じレベルかそれ以上がたくさん作れそう)感がある。
そういう実験成果的な感じが本となって形になったので、6年描いててよかったなという感じです。
まあ原稿という点では、まだ1年も経験がないヒヨッコなので、数をどんどん重ねて、どんどんうまく、何より丁寧に頑張っていきたいと思います。
という思いを込めて、ただ今長編、「とびきゅー」を描いてます。アイマスのイベント出ることになってるので、これいけんの?って感じですが、まああんまり急かす人もいないと思うし、いけなくてもなんとかなるだろう…(ならねえよ)
まあそんな感じです…。
会場ではいつも見てます!や頑張ってください!などの声を貰え、なんか中学生みたいな子がとびきゅーだけ買ってくれて嬉しかったです。
また出たいね。コミティア。
おわり
ニャオワイン🍷
?
完